HISTORY

序章

初代社長 松井忠郎, 京都市立美術専門学校(現 京都市立芸術大学)卒業後、鐘淵紡績意匠室に勤務し、ニューヨークとパリに駐在しました。当時欧米市場では、日本製の繊維製品は安物のイメージが強く、帰国後、日本の伝統文化に根差した高品位なプリント染色を自らプロデュースする為に、1961年に京都で創業しました。

フィロソフィー

プリントテキスタイルと共に、心地よい生活をおくり、美しく生きる。
「風」のような自由な発想で、美しいモノやコトを創ることにこだわりを持つ。
プリント染色の産地である京都に根差し、協力者である職人達と共に匠の技を極める。
創業時の社名はJQデザインハウス。Japan Qualityの頭文字です。

Design in Kyoto

京都には歴史、文化に育まれ、伝統を重んじつつも新奇なものを受け入れる土壌があります。そして多くの芸術家、職人、研究者、若い学生が住む刺激的な町でもあります。
穏やかで美しい環境の中、自然や四季の移ろいに美しさを見出す感性は、美しく精緻なデザインを生みだし、現代感覚で彩りを加え、伝統美を進化させた抽象モダンを完成させます。そこから誕生するのは、ヴァンギャルドシックなプリントであり、モダンなファッションセンスと、和の感性を調和させたハイブリッドなデザインを創ります。

四季ファブリックハウス、 そしてデザインハウス風へ

日本のファッション草創期から、多数のクリエイターに生地を提供し続け、幾度かの改組を経た1970年代後半、当時の社名、四季ファブリックハウスの時代に、欧米への輸出にもチャレンジし、パリのオートクチュールにも採用されました。
1980年代以降は、デザインハウス風として日本の百貨店アパレルに向けた、オリジナルプリントテキスタイルを供給してきました。
2007年に松井啓介が社長に就任し、2014年から日本を代表するファッション素材展示会であるPremium Textile Japan, 2016年からは国際的な展示会であるMilano Unicaに出展し、再び京都のプリント生地の輸出に乗り出しています。また、自社ブランド “fourseason” 及び“DESIGN HOUSE KAZE”の製品開発にも取り組んでいます。